スピルリナって自分で培養できるのかな?

今回も、微生物を培養して食料とする話です。微生物からタンパク質をつくるで酵母を培養してタンパク質を得る話を書きました。その時に、ふとスピルリナのことを思い出しました。

スピルリナはサプリメントとしてどこでも手に入りますが、私はサプリメントとしてのスピルリナには興味はありません。

毎日たべる食事の、おかずの一部にならないかなと時々思っているのです。そのためには、サプリメントでは高いおかずになるので、自分で培養することができないのだろうかと考えています。

この記事では、スピルリナについて、栄養成分、増殖するスピード、培養しやすいのかどうかについて調べて書きます。

スピルリナ

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スピルリナとは

スピルリナは糸状のコルクスクリューの形をした単細胞微細藻類です。藻類とは葉緑素を持ち、酸素を発生する光合成をする、主に地上に生息するコケ植物、シダ植物、種子植物を除いたものの総称です。また、スピルリナは原核生物なので細胞核をもちません。

ウイキペディアによれば、

スピルリナは古来アフリカや中南米の湖に自生する熱帯性の藻類で、現地の人々の貴重な食糧源として利用されてきた。水温30-35℃の無機塩類濃度の高いアルカリ性(pH9-11)の水を好み、陸上植物と同じように酸素発生型光合成を行い増殖する。(出典)

とありますので、昔から食べられてきたのですね。ということは、それほど手間をかけなくても食べられる状態になるということです。

1940年にスピルリナの乾燥物がアフリカで売られていることが知られ、1967年11月には、エチオピアで開かれた国際応用微生物会議で、「スピルリナはタンパク質が豊富であり、将来の食糧源として注目されるべきである」と報告されたとありますので、ずいぶん前から知られたものだったのです。

スピルリナの味は、まずくもおいしくもありませんが、タブレットが水にぬれると、とても鮮やかな青色がしみ出してきます。初めて見たときはびっくりしました。

そのせいなのか、大日本インキ化学工業(現DIC)が食品としての工業的生産を世界で初めて行ったとあります。きっともともと青色の原料としていたのでしょうね。

スピルリナの成分

さて、次に栄養成分ですが、簡単な表を載せておきます。主要成分とビタミンは、カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書(上) から、ミネラルは、DICスピルリナのサイトにあった成分表・比較表から教えていただきました。この成分表・比較表は一度ご覧になる価値があります。すごいです。

スピルリナ100gの主な成分
タンパク質 70g
糖質 20g
繊維 2g
脂質 2g
ビタミン A,B1,B6,B12,E
ミネラル カルシウム
リン

ナトリウム
カリウム
マグネシウム
亜鉛

成分表を見ると、タンパク質がダントツに多いです。酵母は、100g中40gでしたが、スピルリナは70gもあります。

一日あたりのタンパク質平均必要量は、成人男性で50グラム、成人女性で40グラム(出典)とされていますから、スピルリナだけで、タンパク質をとろうとしても70g食べればまかなえます。

またスピルリナには葉緑素が含まれています。根拠は分かりませんが、昔から葉緑素を含むものは血液をきれいにするといわれています。葉ものの野菜を食べることを兼ねることができそうです。

また、スピルリナの細胞壁は、他の細菌と同様に糖タンパクを含み、ヒトの消化酵素で容易に消化されるので、食品として利用しやすいそうです。

スピルリナの増殖速度

単細胞生物は、2倍、2倍、2倍・・・と増えていきます。増殖の条件が整っていればとても速いスピードで量が増えていきます。

スピルリナの増殖スピードは、ネットで探しましたが、今のところ分かりません。また分かればこの部分は訂正しておきます。

カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書(上)では、藻類は6時間で重さが2倍になると書かれていたので、それに準ずると思っておきましょう。つまり6時間毎に分裂するということです。

一方、牧草が重さ2倍になるには2週間かかり、ニワトリは4週間、牛は2ヶ月かかるそうです。畜産に使用するえさは、農産物ですから、その農産物を栽培することから考えると、とても時間がかかりロスが多いことが分かります。

スピルリナを培養するには

2年前にスピルリナを培養するキットはないかネットで調べたときは1件もヒットしませんでした。しかし、英語で検索をかけると相当な数がヒットしました。

スピルリナ培養に必要なものは、太陽光、二酸化炭素、水、温度条件、そして高いアルカリ性(pH9-11)となるもともと生息していた環境にある塩類です。

それほどむずかしいとは思えません。

培養キットは販売されてないかなと思って検索したら、出講社さんのサイトがありました。ただ、残念なことに現在はスピルリナの販売を停止されているのと、注意書きとして、「培養したスピルリナは飲んだり食べたりしないようにしてください。」と書かれているので、それは守らなくてはいけません。

スピルリナにはずっと興味をもっているので、新しい話が見つかれば記事を更新します。

スピルリナに問題があるとすると、酵母と同じで、核酸が多く含まれていると尿酸値を上げる問題があるのです。通風になりやすくなってしまうのです。

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