昨夜テレビをつけておいたら、生姜(しょうが)ココアを飲むと腸のむくみがとれて2週間程度でポッコリお腹が引っ込むという内容でした。
うちでは、それを見ながら妻とお互いに「あんたやったら?」といい合ってました。今調べてみたらフジテレビ「その原因Xにあり」という番組でした。
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生姜ココアの作り方
生姜(しょうが)ココアのつくり方はとても簡単です。
- 砂糖や乳脂肪分が入っていない純ココア5gを200mlのお湯に溶かす。
- 皮ごとすり下ろしたショウガを5g入れる。
- お好みでハチミツを入れる。
なんだ、こんなもので効果が上がるのかと思いますね。純ココアはピュアココアと書いてある場合もあります。
ココアと聞くと、私の年代なら虫歯になるのではないかと思ってしまうのですが、後で書くように純ココアは歯周病菌の活動を抑えることができ、傷が早くよくなることも知られています。
年配の方でも飲んでいた方がよいだろうと思います。ちなみにココアは、含まれるポリフェノールの量がとても多い飲みものです。
早速飲んでみた
善は急げで、早速つくってみました。ショウガはしょっちゅう使っていて、辛みがある生っぽい味の方が好きなので多分気にならないだろうと思いました。
このぐらい入れてみました。
味はココアがさわやかになったような感じで思っていた以上に気になりませんでした。私は甘くなくて平気です。
毎朝、仕事前にコーヒーを1杯飲むのですが、その代わりに生姜ココアを飲んでもショウガの辛みで頭がすっきりしそうです。
純ココアにはいくつも効果がある
以前、チョコレートの奇跡を読むとチョコレートの効果がわかるを書いてからいつも純ココアを買い置きしています。
純ココアは、チョコレートからカカオバター(純粋な脂肪)を抜いたものです。チョコレートの効果は、純ココアの効果でもあります。
チョコレートにはいくつか効果があります。
- 抗酸化力で動脈硬化を防ぐ。
- 血圧を下げる。
- ピロリ菌を退治する。
- 花粉症の季節にヒスタミンの放出を抑えて症状を軽減する。
- 傷の治りを早くする。
さらに、ココアが歯周病菌を抑えることについて、森永ココアのココアの口腔内衛生への応用という記事があります。ココアを飲んでいると、3種類の歯周病菌を有効に抑えることができると書かれています。
歯周病が気になる中年以降の方にはとてもよい飲みものです。
ココアを買うときは純ココアかピュアココアを選ぶ
純ココアはココアパウダー100%のものを買って下さい。いま手元にあるのはカルディコーヒーファームで買って来たもので、バン・ホーテンのより安かったです。350g入って800円くらいでした。
おすすめは、純ココア(オランダ産有名ブランド使用) / 500g TOMIZ(富澤商店) ココアパウダー ピュアココアです。
富澤商店は伊勢丹や西武デパート、小田急、東急など主にデパートにお店を出している会社です。私も時々、生アーモンドを買いに行ってます。つい先日、東横線田園調布駅前の店舗で純ココア500gを買って来ました。渋谷の東急のれん街の奥にある店舗でも買えます。
この純ココアは富澤商店が直接販売しているので、正規の値段でしかも安いと思います。
最近、ネットでは便乗商法が流行っていて、少し人気が出るとお店で買う値段の2倍くらいになっているときがあります。アマゾンで買い物をするときは気をつけましょう。
この純ココアも富澤商店以外のお店が販売している場合があり、高い場合があります。そんな時は買う必要はありません。
体を温める生姜(しょうが)紅茶は20年くらい前から知られていましたが、生姜(しょうが)ココアという飲み方は知りませんでした。
生姜ココアの本
生姜ココアの本が出ていました。病気にならない! 生姜ココア健康法という本です。サンマーク出版から出ていました。
発売日が10月24日なので、昨日10月28日のテレビ放映に合わせていたのが分かります。著者の平柳要さんという方を調べると、食品医学研究所の方みたいです。

本を読んでみた
本を読みました。B6サイズのきれいな本です。どうやら、生姜ココアは著者の平柳要さんが考えられたようです。平柳さんは、もともと生姜マニアとして生姜について20年研究してきた方だそうです。
生姜にはもともと胃を整える効果や整腸効果があります。確かに食べると胃がスッとします。
また、風邪薬の葛根湯を飲むときも生姜を入れてお湯を入れて飲むのが本式らしいです。体を温めるからです。しかし、もっとクスリに近い効果がありました。
- 生姜は血圧を下げる。
- 生姜の「血液サラサラ効果」は、「低用量アスピリン」というクスリの効能と同じレベルです。
血圧の高い方はやってみるとよさそうです。心臓を患った方は、低用量アスピリンを飲んでいる方が多いです。しかし、クスリを飲んでいる方が生姜ココアを飲んでいると効き過ぎになる(血が止まらなくなる)かもしれないので、お医者さんに相談してくださいとのことです。
生姜は副作用のないクスリ
漢方薬に生姜を入れることが多いのはよく知られていることです。面白いと思ったのは、「ジンゲロール」と「ショウガオール」の関係です。
生の生姜には「ジンゲロール」がたくさん含まれています。そして「ジンゲロール」は加熱されると「ショウガオール」に変わります。
- ジンゲロールは、体の表面に近い血管を広げることで、一時的に体を温めますが、その後、体を冷やしてしまいます。
- ショウガオールは、心臓や胃腸など腹部の血流を高めて体全体に行き渡らせるので、温める効果が長持ちします。
薬味の生姜は、爽快な辛さがありますが、確かに食べたあと涼しさを感じるような気がします。また、カレーに入っている生姜はよく煮込まれていて、確かに食べた後、お腹の中がずっと温かい感じが続きます。
なぜ生姜ココアなのか
きっと誰でも思ったでしょう。なぜ生姜にココアだったのだろう?
もともとは生姜をどうやったら毎日おいしく食べ続けられるかということからスタートしたようです。しかし、薬味のイメージが強い生姜料理には限界がありました。
そこで、生姜は液体に混ぜて飲むという結論になったそうです。先行して生姜紅茶はすでにありましたからね。
そこでココアと組み合わせた理由は、ココアも血圧を下げる効果があり、機能性表示食品になっているからだそうです。
生姜ココアの期待される効果はこんな風に書かれていました。
- 高血圧
- 血糖値
- がん・・・おもに生姜の効果らしいです。
- 心筋梗塞・脳梗塞
- 認知症
- 免疫力低下
- 自律神経失調症・うつ
- 腰痛・ひざ痛・頭痛
- 冷え性・美肌
- ダイエット
- 便秘
これがサプリメントの能書きだったら「あほか」と思って見向きもしませんが、ココアに生姜を入れるだけなので、そういうこともあるのかな程度に思って飲んでいればよいと思います。
最近の健康本は、読む人が効果効能を求めるので、昔に比べてオーバーに書かれていると思います。
生姜をすりおろす時の小ワザ
生姜ココアに使う生姜は、生とチューブ入り、乾燥した粉が選べますが、私は生が一番好きです。新鮮な辛味があるのがよいのです。自分でおろします。
ところで、生姜をすりおろす時、どうしていますか?最近は、セラミック製のおろし器を使っている人が多いと思います。うちでもセラミック製のを使っています。
ラップを敷いて生姜をおろすと便利
ココアをいれる度に生姜をするのは大変なので、1日分まとめておろします。
おろす前にこのようにラップを敷くと、とても便利です。
この生姜は世田谷区内の農家さんから買って来ました。形はいびつですが辛みが強くて私好みです。
おろした後、ラップごと持ち上げると、全部きれいにとれます。ラップって案外丈夫で、ほとんど破けません。
おろした生姜をラップごと100均で買って来た小さいタッパーのようなものに入れてしまえば手も汚れません。
フタをして冷蔵庫にしまいます。ココアをいれる時に出してきてスプーンですくって混ぜればよいので、一度おろしてしまえばチューブ入りと変わりません。
辛さと新鮮さは自分でおろしたものが最高です。
金属製のおろし金を使う時もラップを巻くようにして使うと同じようにムダがでません。生の方が風味が圧倒的によいのと値段が安いと思います。是非、やってみてください。
まとめ
テレビでは、なぜ生姜ココアで腸のむくみがとれるのか詳しくは分かりませんでした。本を読んでその理由が知りたいと思ったのですが、本には書いてなかったです。
サプリメントを買うのは好きではないのですが、このように普段買い揃えているものを組み合わせて効果が上がるなら大歓迎です。
しばらくやってみます。
10年くらい前は、生姜紅茶が流行っていました。効果については生姜紅茶は体をポカポカ温めるにまとめてあります。
