冷凍ヨーグルトを暑い日にアイスの代わりに食べる

アイスを食べる代わりにヨーグルトを凍らせて食べると、低脂肪でカロリーは1/3以下になります。完全に凍らせるとカチカチになるので、その手前、シャリシャリいうところで食べるようにするか、100均などでアイスキャンディー用のケースを買ってくるとよいでしょう。

ヨーグルト

ヨーグルトを凍らせる

もう何年も暑い夏が続いています。最高気温35℃なんて日には大人でもアイスクリームを食べたくなります。

そして、食べ始めるとクセになって暑い日は必ず食べたくなります。しかし、アイスの成分をよく見ると、甘味料などあまりよろしくないものが入っているものがあります。

そして何よりカロリーが気になります。

そんな時、ヨーグルトを冷凍してしておくという手がありました。実は、私はこんな素敵な方法があることを知りませんでした。フローズンヨーグルトというアイスは食べたことがありましたが・・・。

アイスはカロリーが高い

アイスクリームといっていますが、私が暑い日にコンビニで買ってくるのは100円くらいのカップアイスです。

アイスには、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスと3種類あります。私が買ってくるのはラクトアイスです。この分類にはもちろん決まりがあります。

種類別 乳固形分 うち乳脂肪分
アイスクリーム 15.0%以上 8.0%以上
アイスミルク 10.0%以上 3.0%以上
ラクトアイス 3.0%以上

乳固形分は、牛乳から水分を抜いたものです。乳脂肪分は、乳固形分の中に乳脂肪分がどのくらい入っているかを表しています。

私がいつも買っているラクトアイス・・・。アイスとは名ばかりなものでした。ではラクトアイスは低カロリーかというとそんなことありません。この通り。

100gあたりの成分出典
種類別 カロリー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物
アイスクリーム 180kcal 63.9g 3.9g 8.0g 23.2g
アイスミルク 167kcal 65.6g 3.4g 6.4g 23.9g
ラクトアイス 224kcal 60.4g 3.1g 13.6g 22.2g
ヨーグルト 62kcal 87.7g 3.6g 3.0g 4.9g

ラクトアイスには乳脂肪分がない分、おそらく安い植物油がコーヒーフレッシュのような加工をされて入っているのだと思います。

脂肪は1gあたり9kcalあります。ラクトアイスの脂質がすべて脂肪なら、それだけで122kcalになります。

ヨーグルトはアイスの1/3以下のカロリー

一方、ヨーグルトは100gあたり62kcalとラクトアイスと比較するなら1/4近く、アイスクリームとの比較なら1/3くらいの低カロリーです。

アイスクリームを食べたいのは冷たいものが食べたいだけで、アイスクリームでないとならない理由はありません。

今度から、アイスを買う代わりに小さいカップのヨーグルトを買って凍らせておこうと思います。

グリコは凍らせヨーグルトというページでヨーグルトの凍らせ方を説明しています。

ヨーグルトを凍らせる時間はカチカチの手前まで

ヨーグルトを凍らせると、先に水が凍ります。それからヨーグルトの固形部分が凍っていきます。凍り方には順番があります。

逆に、解凍したらまず固形部分が融け、次に水が融けます。そのため、固形部分と水は分離してしまいます。

ヨーグルトを冷凍庫で凍らす場合、冷凍庫の設定(弱-中-強など)とヨーグルトを入れる容器やその大きさによって必要な時間が変わります。

特に、プラスチックのような熱が伝わりにくいものと金属のような熱が伝わりやすいものでは大違いです。

金属ならすぐに凍ります。かなり昔(昭和40年代)の冷蔵庫の製氷皿はアルミ製でした。今は冷凍庫の温度が低いので、プラスティック製になっています。

ためしにヨーグルトを小さいプラスティックの容器に入れて、うちの冷凍庫で、2時間凍らせてみました。

凍ったヨーグルト

まだ、完全にカチカチにはならず、水がシャリシャリの氷になっていました。スプーンを挿すと、氷とは違うヨーグルトの固形部分はすぐに柔らかくなりました。

そして、ヨーグルトの固形部分から水が抜けているので、食べてみると濃厚な味になりました。これは要するに水切りヨーグルトですね。

冷たいから味を感じないのかと思いましたが、思っていたよりうまい。ここにジャムをのせたらおいしく食べられます。

凍ったヨーグルトにスプーン

もし、カチカチまで凍らせてしまったらすぐに食べ始められないですが、少し置いておけばスプーンがささるようになります。

夏にフルーツヨーグルトのカップを買ってきて冷凍庫に入れっぱなしにしておくのが、一番楽な方法です。

冷凍ヨーグルトの効果は変わらない

ヨーグルトをつくるには、牛乳にヨーグルトの種を入れて40℃くらいに保温します。つまり、乳酸菌が増えるためには、40℃くらいの温度が適しているのです。

それより温度を上げるとだんだん生存するのがむずかしくなっていきます。

煮沸殺菌は100℃。生化学の実験で使われるオートクレープなら120℃になります。この温度では一瞬で死滅します。

ところが、低温の場合は凍らせても平気です。自然解凍すれば、また乳酸菌は活動します。ヨーグルトを作る時の種にもなります。

ただし、解凍に電子レンジを使ってはいけません。乳酸菌が破壊されてしまいます。

自然解凍するとヨーグルトは固形分とホエイに分離してしまいますが、栄養分も壊れずにそのまま残っています。

冷凍したヨーグルトの賞味期限

肉でも魚でも冷凍するとかなりもちます。冷凍したヨーグルトもかなりもちます。

肉や魚は常温でそのまま置いておくとすぐに腐り始めますが、ヨーグルトは乳酸菌で発酵させたものなので、もともと腐りにくいものです。それを冷凍すればかなりもつと思います。

しかし、グリコの凍らせヨーグルトというページでは、凍らせても賞味期限内にお召し上がりくださいと書かれていました。製造メーカーは、そういうに決まっています。

もし、メーカーに「賞味期限を過ぎたのですが食べられますか?」と問い合わせて、「あと1週間は大丈夫ですよ」なんて回答が来たら、かえってそのメーカーのことは信用できなくなってしまいますね。

ちなみに、調べてみたらアイスクリームには賞味期限はないようです。アイスクリームに賞味期限が記載されていないのはなぜですか?という質問がありました。

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アイスクリーム類の場合、賞味期限はございません。アイスクリーム類は、-18度以下での冷凍保存の状態においては微生物は増殖しないこともあり、品質劣化が極めて小さく、安定している食品ということで賞味期限の設定がされておりません。

ということのようです。

もちろん、メーカーが製造した時から-18℃以下で保存されたものと、ヨーグルトを自分で凍らせたものを単純に比較することはできません。

案外長く保存できそうな気がしますが、あとは、自己責任であなたの舌と鼻が頼りです。

ヨーグルトについて他にも記事を書いています。ヨーグルトについて書いた記事をご覧下さい。

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