紅茶の効能について調べてみた

決定版!石原結實のしょうが紅茶健康法を読みました。先日、紅茶は発酵させてつくるという記事を書いた時に、紅茶自体の効能が知りたいと思いました。

それで、緑茶・紅茶・烏龍茶の化学と機能という本を読んで調べましたが、ほとんど緑茶の効果だったので、紅茶自体の効能がわからなかったのです。

この記事では、石原先生の書かれたこの本から紅茶自体の効能について書きます。

紅茶

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紅茶の効能について

心臓発作・ガン・骨粗鬆症を防ぐ

1日に3~4杯の紅茶を飲むと、心臓発作やがんの予防になる他、骨も強くなり、骨粗鬆症や虫歯にもなりにくいことがわかりました。

紅茶の中の抗酸化物質が、その効能の中心です。3杯の紅茶は、リンゴ1個の8倍の抗酸化作用があるとのこと。

虫歯を防ぐ

緑茶でも同じ効果が知られています。ずいぶん前ですが静岡の小学校で給食の後に緑茶でうがいをする話を見たことがあります。

紅茶の場合は、1回30秒、1日5回、紅茶で口をゆすがせる。もしくは、1回1分間、1日10回紅茶で口をゆすがせた場合、紅茶で口をゆすぐ時間が長いほど、虫歯予防効果が大きいことが分かりました。

紅茶には、口内のむし歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンスの成長を止め、歯垢を歯に付着させる働きのある粘着性物質を減少させる効果があるそうです。

インフルエンザの時に飲む

紅茶は、葉に含まれている酸化酵素によって発酵します。その発酵の時に、カテキンが2つ結びついてできたのがテアフラビン。緑茶やウーロン茶には存在しません。

テアフラビンは、インフルエンザウイルスを直接殺し、体内の細胞に浸入して感染を起こしているインフルエンザウイルスも殺す働きがあります。

感染すると高熱が出るので水分補給は欠かせません。紅茶を飲みましょう。紅茶でのうがい、毎日の紅茶の飲用はインフルエンザの予防と早い回復に効果があるそうです。

体を温める

漢方の陰陽論では、南方産や外観が青・白・緑をした食物は、体を冷やし、北方産や赤・黒・橙の暖色をした食物は、体を温めるとして、2000年も前から、健康の増進や病気を治す方法論として重視されてきました。

南方のインド原産で、緑色をした緑茶は体を冷やし、熱を加えて発酵させた紅茶は体を温めるからこそ、寒冷の地に住むヨーロッパの人々の間では、緑茶を飲む習慣はなく、紅茶を飲む習慣が定着したわけです。

日本人は、40年くらい前までは、粗食で、よく働き、よく歩いたものでした。筋肉を動かして、体が十分に温かかったからこそ、緑茶は効能を発揮して、日本人の健康をささえてきたのでしょう。

しかし、60年くらい前に、平均36.8℃あった日本人の体温は、今や高い人で36.2~36.3℃、ほとんどの人が35.0℃台と1℃低下しています。

その結果、代謝が低下し、免疫力が落ち、肺炎、膀胱炎などの感染症、ガン、アレルギー、自己免疫疾患、うつなどの精神病など、いろいろな病気が発生する下地になっています。

紅茶は、低体温化し、種々の不調をかこっている現代日本人には、格好の飲み物になります。

カテキンとカフェインとテアニンが効く

お茶の成分として、カテキン、カフェイン、テアニンがよく知られています。カテキンは、渋みのもと、カフェインは苦みのもと、テアニンはうま味のもとです。

特にカテキンはよく知られた成分です。緑茶では10~15%、紅茶では5%くらい含有されています。

カテキンにはいくつか種類があります。そのうち60%は「エピガロガテキンガレート」で、残りは「エピガロカテキン」「エピカテキンガレート」「エピカテキン」などがあります。

カテキンの効能

  • 抗菌作用
    黄色ブドウ球菌、カンピロバクター・腸炎ビブリオ、サルモネラ菌(これらは食中毒に関係しています)、赤痢菌、コレラ菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、マイコプラズマ、白癬菌に対する抗菌力があります。また、虫歯菌を殺し、虫歯を防ぎます。
  • 抗ウイルス作用
    インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、HIV、ポリオウイルスに対する抑制作用があります。
  • 抗ガン作用
    「エピガロガテキンガレート」は、胃ガン、肺ガン、乳ガンの細胞増殖を抑制する他、メラノーマの肺への転移も抑制することが分かっています。
  • 抗酸化作用
    ガン、動脈硬化、炎症など、万病の原因となる活性酸素を除去します。
  • 免疫力増強作用
    リンパ球のB細胞の増殖を促し、抗体(免疫グロブリン)を作る力を高める。
  • 血小板凝集抑制作用
    血栓症(心筋梗塞、脳梗塞)を防ぐ。
  • 抗アレルギー作用
    白血球の一種、好酸球の働きを活性化して、抗アレルギー効果を発揮する。
  • 抗潰瘍作用
    活性酸素による胃粘膜の酸化作用を阻止して潰瘍を防ぐ。
  • 糖・脂質代謝の促進作用
    血糖や血中コレステロールや中性脂肪を低下させ、その結果、動脈硬化を予防する。
  • 消臭効果
    お茶でうがいすると口臭がとれます。トイレに乾燥した茶がらを置くとにおいが取れます。
  • 抗毒素作用
    コレラ、腸炎ビブリオ、ブドウ球菌アルファ毒素、百日咳毒素、ベロ毒素などの細菌感染症で発生する毒素を無毒化します。イギリスでは、1840年以降、生水にかわり紅茶が多飲されるようになってからコレラが急激に減少したという史実があります。
  • 抗生物質の効力を増強する
    カテキンの抗菌力によって、抗生物質の効力が高まります。

カフェインの効能

  • 中枢神経への刺激
    眠気防止、疲労回復の他、精神を高揚させ、精神活動を高める。
  • 強心作用
    血管を拡張し、心筋への血流を多くして強心効果を発揮。また、狭心症にも有効です。
  • 利尿作用
    強心効果により、腎血流も増加し、尿の生成や排尿が促される。
  • 抗ヒスタミン(アレルギー)作用
    アレルギーは水毒症の一つです。強心利尿作用により、水毒が改善されます。
  • 耐久力増強作用
    中枢神経の働き促進の結果、末梢神経や骨格筋の働きもよくなります。疲労も軽減します。
  • 記憶力増強作用
    脳の血流をよくして脳の働きをよくします。

テアニンの効能

テアニンはうま味成分です。そして甘みも醸し出します。テアニンは茶、ツバキ、サザンカ以外の植物には存在しません。これらは、ツバキ科の植物です。

  • 気分をリラックスさせる。
  • 腎機能を促し、利尿効果を高めます。
  • アンモニア、尿素の代謝を促して、疲労をとります。
  • カフェインによる興奮を抑制します。
  • 血圧を下げます。
  • 脳神経細胞を保護します。
  • 脳をリラックスさせます。

まとめ

石原先生の生姜紅茶健康法は、熱めの生姜紅茶を1日2杯から6杯飲むことです。普段紅茶を飲まず、圧倒的にコーヒーを飲むことが多いのですが、紅茶自体にはずいぶん効能があるようです。

飲み物は、最初はともかく、何となく毎日の習慣になって飲み続けていることが多いです。しばらく紅茶を飲んでみようかと思いました。

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