魚沼の酒、玉風味はうまい

また、うちの妻が新潟の山に行ったので、おみやげに魚沼玉風味という酒を買ってきました。今回はしみったれていて、ワンカップだったのです。

精米歩合60%なのですが、醸造アルコールが入っています。あまり期待しないで封を切って飲んだら、すごくうまい。なんだこれは!

魚沼はコシヒカリの本場です。昔、知人から紹介されて、湯之谷村の役場に訪ねていったことがありました。素敵な木造の、昔の学校みたいな建物でした。湯之谷村はコシヒカリの重要生産地だった(もちろん、現在でも)。水と土と気象条件が最適だとか聞いたことがありました。

そのときは、湯之谷村が所有していた山小屋の管理人に応募しにいったのですが、役場の人から「あんた、まだ若いんだから考え直しなさい」と諭されて八海山の純米酒を1本買って帰ってきたことがありました。

山小屋の管理人は決して世捨て人などではないのですが、役場の人はそのように考えて、もっと枯れた人を想定していたらしいのです。当時私は30代前半でした。今の時代ならきっとOKでしょう。

20年以上前の昔と違って、新潟県内も地名が変わっています。醸造元の玉川酒造はどこにあるのだろうと思って調べてみました。

JR只見線の越後須原駅が最寄りの駅でした。湯之谷村に行くときは小出駅が最寄りだったと思います。上越新幹線の浦佐で降りてすぐ。越後須原駅は4つ目の駅でした。サイトもありました。

玉川酒造 越後ゆきくら館 TAMAGAWA BREWING COMPANY
1673年創業、新潟県魚沼市玉川酒造。代表銘柄は玉風味。公式オンラインショップもこちらから。関東信越国税局酒類鑑評会にて最優秀賞(首席)を受賞した大吟醸原酒越後ゆきくら、最高金賞受賞酒イットキーなど多数の金賞受賞酒を蔵元直送でお届けいたします。

サイトで調べてみると、玉風味は、一升1850円(消費税込)でした。私が飲んでいるワンカップは、税込み237円ですと。

まったく知らない銘柄でしたが、うまい。うますぎるかも。

吟醸香は酵母にストレスをかけると出てくるんだってを書いた時に知ったのですが、本醸造は酒税法の決まりでは、精米歩合は70%以下と決められています。しかも、本醸造の場合は醸造用アルコールを足すのが決まりなのです。

吟醸香は酵母にストレスをかけると出てくるんだって
この記事では、吟醸酒のフルーティーな香り、吟醸香について、その種類と構造式、吟醸酒の造り方と、なぜ独特の香りが出るようになるのかについて調べました。 少しよい日本酒を口に含むとフルーティーな吟醸香がします。私が日本酒を飲めるようになったのは...

しかし、この酒は酒税法では精米歩合70%でよいのに、60%です。ランクとしては、吟醸酒と同じです。魚沼の人たちは、最高ランクのコシヒカリを食べながら、こんなおいしい酒を日常的に飲んでいるのかと思いました。

新潟の酒は、ブランドが有名でなくても侮れません。一升ずつ体験しているとゴールが遠くなりそうなので、ワンカップが買えるところを探して、味わってみたいと思いました。

表参道ヒルズの近くに新潟県のアンテナショップ、新潟館ネスパスがあるので、聞いてみます。

新潟の酒がこれほどおいしいと、お隣の富山の酒もすごいだろうなと思います。富山のお米もおいしいですから。

つい数日前、アメ横に買い物に行ったので、久しぶりに吉池に寄りました。地下2Fが酒売場になっていました。

吉池(よしいけ) | プロも通う御徒町駅前の魚介専門店
魚介を市場の安さで。プロも通う御徒町駅前の専門店 吉池。

越後の酒が多く、玉風味もありました。レジで聞いてみたら、オーナーが新潟出身の方で、新潟の酒を揃えているのだそうです。

玉風味はワンカップも4合ビンもリーズナブルな値段でありました。私は新潟のお酒のレベルの高さを学習したので、安いものから試してみようと思いました。

日本酒について他にも記事を書いています。日本酒についての記事をお読み下さい。

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