日本酒についていくつか記事を書きました。簡単に内容をご紹介します。
2018年の天寶一特別純米八反錦おりがらみ本生を飲んだ
杜氏さんが知り合いなので毎年1本送ってくれます。

「酒は諸白(もろはく)」が重版されるといいな
日本酒は、蒸留しないでアルコール度数20%程度まで上げられるめずらしいタイプのお酒です。奈良の正暦寺でつくられていた白米だけを仕込んだ諸白(もろはく)にルーツがあり、その後、灘で諸白の品質が大きく向上します。それが詳しく書かれている「酒は諸白(もろはく)」を読みました。

赤城山本醸造辛口生貯蔵酒
群馬の酒を飲むことはほとんどないのですが。親戚の家から帰ってくる時に、赤城山(あかぎさん)を造っている近藤酒造の前を通ります。一度どんな味がするのか飲んでみたかったので買ってみました。

「酒の戦記―ほんものの酒と農に挑み続けた人々の証言」を読んだ
本棚を整理していたら、酒の戦記―ほんものの酒と農に挑み続けた人々の証言が出てきました。著者の尾瀬あきらさんは、1990年頃に大ヒットしたマンガ、夏子の酒を描かれた方です。神亀酒造、小川原良征さんの「純米酒にこだわり続ける理由」というインタビューを読みました。品質のよい酒は翌日残りにくい。

「どはどぶろくのど 失われた酒を訪ねて」を読んだ
「どぶろく」「濁り酒」は、日本酒を発酵させた後、濾さないものを指します。全国に210ヶ所どぶろくを造って販売できるどぶろく特区があります。「どぶろく」「濁り酒」は、純米酒であり、殺菌しないことにその神髄があるようです。

三百年の掟やぶり純米、うまい
妻が豪雪の山形蔵王に登山に行って来ました。山形の酒を買って来るのが交換条件です。新潟の酒でよく学習したので、よく知られている銘柄でない(少なくとも私たちが知らなくて飲んだことがない)酒を買うようにしています。新しい出会いを期待する気持ちと、価格がリーズナブルな場合が多いからです。当たりでした。

今年の天寶一は特別純米八反錦限定直汲生
いつも11月下旬に送ってもらっていた天寶一。今年は年末に届きました。今年は、特別純米八反錦限定直汲生というお酒でした。あれ、いつもとラベルの「天寶一」のロゴが違うなと思って、早速、お礼を兼ねて杜氏さんに電話して聞いてみました。天寶一にはこのラベルも前からあるそうです。そして、このお酒は、全国でも限られた店舗にしか卸していないのだとか。東京では、東京駅の八重洲地下街にあるハセガワ酒店で買えるといってました。

笹一酒造、武田二十四将はわりとスッキリ
天気の悪い週末、うちの妻は奥秩父の山にテントを担いで出かけていたのですが、雷が多少鳴ったくらいで何ともなかったそうだ。帰り塩山から電車に乗り、駅でワンカップの笹一酒造武田二十四将をおみやげに買って来ました。私も笹一酒造には2回寄ったことがあります。

吟醸香は酵母にストレスをかけると出てくるんだって
農大の小泉先生の新しい本、超能力微生物にとても面白いことが書かれていました。なんと、フルーティーな吟醸香は、清酒酵母を飢えさせて、酵母が飢餓から脱出するために、普段使わない代謝経路を使ってエネルギーを作り始めると、生まれてくるそうです。

澤乃井本醸造生原酒は、香りがよくて酔うなあ
小澤酒造に酒蔵見学にいって、買って来た本醸造生原酒を飲んでみました。この酒は300mlで700円。一升なら6倍で4200円だから大吟醸なみの値段がします。本醸造だからちょっと割高かもなあ。口に含むと、香りがよい。ああ、これは初めて生酒を飲んだときみたいだ。

澤乃井の小澤酒造を見学に行ったが気温は30℃でした
沢井駅にある小澤酒造を見学に行って来ました。奥多摩にあるので少し涼しいかと思いましたが、全然涼しくなかったです。紫外線が強くて暑かった。無料で酒蔵見学ができます。最後にちょっとだけ試飲もできます。小澤酒造は澤乃井の醸造元としてよく知られています。都内には、現在5ヶ所酒蔵があるそうです。しかし、小澤酒造は元禄15年(1702年)創業で一番古いそうです。見学で見せてくれる藏は、江戸時代からの藏です。

八海山純米酒魚沼で候(そうろう)を飲んだ
うちの妻が新潟の山に行って、帰りに浦佐の酒の金田屋さんから買って帰ってきた日本酒の2本目。八海山純米酒魚沼で候、を開けました。何しろ八海山で純米なのですが、このお酒、地元限定で販売されているらしいです。しかも値段が安い。4合ビンで1,100円くらいだったとか。精米歩合は60%。ラベルに入っていた日付が5月1日だったので、出荷されたばかりの酒です。さすが八海山。香りがよいです。4合ビンで1,100円くらいで八海山。地元限定。新潟の人は、日常的にこんなうまい酒を飲んでいるのかと思いました。

高千代酒造蔵びらき限定生酒は実にうまかった
この連休、うちの妻がまた新潟の山に行ったので、帰りに「必ず」日本酒を買ってくるように指令しておきました。買って来た一本が高千代酒造の蔵びらき限定純米酒生酒です。サイトを見ると、5月13日に蔵びらきがあるようで、それに合わせて発売された生酒のようです。1080円。純米なのに1080円。精米歩合は65%だから、それほどお米を磨いているわけではありませんが、4合ビンで1000円の酒は安い酒になります。

魚沼の酒、玉風味はうまい
うちの妻が新潟の山に行ったので、おみやげに魚沼玉風味という酒を買ってきました。精米歩合60%なのですが、醸造アルコールが入っています。あまり期待しないで封を切って飲んだら、すごくうまい。なんだこれは!

日光恵比寿藏純米酒は結構飲める
業務用量販店で、たまたま瓶に入っていたというだけで買ってみた日本酒。料理用に使ってみようと思ったら、思いのほか飲めた話です。規模の大きなメーカーでしたが、多分、何社か集まって作ったのでしょう。

しぼりたて生酒は冷蔵庫で1年寝かせておくとうまくなるのだろうか?
八海山の「越後で候」は、初めて飲んだ酒です。しぼりたて原酒。醸造アルコールも入っています。純米というわけではないです。しかし、うまかった。浦佐の金田屋さんというとても大きな酒屋さんで買ったそうですが、お店の冷蔵庫で1年寝かせたものでした。お店での説明は、寝かせているから普通のしぼりよりコクが出るということでした。

福山の酒、天寶一を宣伝してもよいですか?
天寶一の「特別純米八反錦おりがらみ本生」が届きました。後輩が、天寶一の杜氏さんなのです。今年で19回目の酒造りだそうです。もう、そんなに経ったのかと思いました。知り合いに杜氏さんがいるというのは、ちょっと自慢できます。知人にお酒を送る時は、必ず四谷の鈴傳に行って天寶一を送ってもらっています。

菩提酛仕込み醍醐のしずくを飲んだ(寺田本家)
菩提酛仕込みのお酒を一度飲んでみたいと思っていました。発芽玄米酒むすひを造っている寺田本家が、醍醐のしずくという名前をつけて菩提酛仕込みのお酒を販売していました。知らなかった。早速買って飲んでみました。アルコール度数のぶれがロット毎に結構変わるみたいです。

発芽玄米酒むすひと酒粕にぎり酒
発生した炭酸ガスで栓を開けるのが大変な発芽玄米酒、むすひと、その酒粕にぎり酒についてご紹介します。寺田本家の有名なお酒です。豆乳ヨーグルトの新しい種菌を探していたのですが、発芽玄米酒のむすひを使ってみようと思ったのが買って来たきっかけです。

酒粕を食べて元気にきれいになる
酒粕は買ったことがありません。しかし、調べてみると魅力が一杯あります。酒粕の栄養、酒粕の効能、酒粕のレシピ、酒粕パックなど酒粕の魅力について調べてみました。酒粕100g中、タンパク質は15gもあるんですよ。肉なみです。

日本酒の古酒をつくる
古酒は、しぼりたての酒を火入れして、それをタンクにあるいは、甕や樽、ビンに1年以上、常温で長期貯蔵したもののことをいいます。長くなると、色がついて紹興酒に似てくる気がします。私は好みではないのですが、お好きな方は結構いらっしゃるようです。

わが家でできるこだわり清酒
著者の永田十蔵氏は、もと麹屋さんだそうです。わが家でつくるこだわり麹―米・豆・麦から雑穀までや、誰でもできる手づくりワイン―仕込み2時間2か月で飲みごろとか、誰でもできる手づくり酢、誰でもできる手づくり味噌―はじめてでもできる極上の味という本も書かれています。

酵素資源余話-酵素のおもしろさを尋ねて
蒸し米が麹になる過程で麹菌がデンプン分解酵素を出し、デンプンがブドウ糖や麦芽糖に分解されていきます。その糖を原料として、酵母がアルコールを生産します。このデンプンを糖化しながらアルコール発酵を行う仕組みを「並行複発酵」といいます。この並行複発酵のおかげで日本酒は醸造酒としては、世界一高いアルコール濃度なのだそうです。確かに日本酒によってはアルコール度数が20%くらいなのがありますね。
