ビールについて書いた記事

ビールについて書いた記事を集めました。読んでいただくと、設備に大企業ほどお金がかけられないクラフトビールにはエールビールが多いこと。ビールに副原料を使うのは、モルトをケチっているのではなく、デンプンが多いものを使ってすっきりした味に仕上げるためだったこと。なぜ、第3のビールの原材料にエンドウ豆や大豆が使われていたのか。糖質ゼロのビールはまだありませんが、需要はあるだろうなということなどがわかります。

ビール

「発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる」を読んだ

伊勢神宮そばの老舗の餅屋さんの21代目がビールを造った話です。ビール技術者を入れず自分たちで造り始めて、最初は専門家におかしなにおいを指摘されました。しかし、6年でクラフトビールの世界一を取り、さらに売れるビールも造り、また、伊勢の森から採取した天然酵母でビールを造るために農学博士まで取ってしまった、なんかスケールの大きな話です。面白かった。

「発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる」を読んだ
伊勢神宮そばの老舗の餅屋さんの21代目がビールを造った話です。ビール技術者を入れず自分たちで造り始めて、最初は専門家におかしなにおいを指摘されました。しかし、6年でクラフトビールの世界一を取り、さらに売れるビールも造り、また、伊勢の森から採...

「世界に通用するビールのつくりかた大事典」はビール好きは必携かも

ビールの自作はできないけど、翻訳されたビールのつくり方の本を読むと、モルトにはいくつも種類があり、ビール酵母もたくさん種類があることが分かります。ビール好きならこの本はとても面白く読める本だと思います。今は小さなお店で醸造したビールを何種類も飲めるお店があります。醸造量が少なくても許可?が下りるようになったのでしょう。実に楽しそうな(うらやましい)仕事です。若かったら私、絶対アルバイトしますね。

「世界に通用するビールのつくりかた大事典」はビール好きは必携かも
ビールの自作はできないけど、翻訳されたビールのつくり方の本を読むと、モルトにはいくつも種類があり、ビール酵母もたくさん種類があることが分かります。ビール好きならこの本はとても面白く読める本だと思います。 世界に通用するビールのつくりかた大事...

「第3のビールは、なぜビールの味がするのか?」を読んで、買って来て飲んでみた

第3のビールにエンドウタンパクや大豆タンパクが原材料として使われていることを知って、今まで買ったことはありませんでした。しかし、第3のビールの造り方を読むと、酵母の生存にたんぱく質が必要であり、それは意外とたんぱく質の多い麦芽の使用率が第3のビールでは極端に低くなったことで、足さなければいけなくなったからだと知りました。

ビールにかかる酒税が高く、麦芽使用率を下げた発泡酒にかかる酒税も上がったのが原因です。メーカーの開発者には頭が下がります。

「第3のビールは、なぜビールの味がするのか?」を読んで、買って来て飲んでみた
第3のビールにエンドウタンパクや大豆タンパクが原材料として使われていることを知って、今まで買ったことはありませんでした。しかし、第3のビールの造り方を読むと、酵母の生存にたんぱく質が必要であり、それは意外とたんぱく質の多い麦芽の使用率が第3...

サッポロクラシック2017夏の爽快を飲んだ

普段、北海道でしか飲めないサッポロクラシック。スーパーで見かけたら必ず買います。うちの妻が函館旅行から帰ってきました。北海道では、こんなビールを売っているらしい。サッポロクラシック2017夏の爽快を買って来ました。好き好きですが、香りが強すぎるかなと思いました。

サッポロクラシック2017夏の爽快を飲んだ
うちの妻が函館旅行から帰ってきました。北海道では、こんなビールを売っているらしい。サッポロクラシック2017夏の爽快を買って来ました。 ホップを香りが立つようなものに変えたビールみたいです。個人的には、やり過ぎるとキリン一番搾りとあまり違い...

「ぷしゅよなよなエールがお世話になります」を読みながら「よなよなエール」を飲む

とても変わった名前と素敵なデザインのビールを造っている株式会社ヤッホーブルーイング。いや、それより、よなよなエールといった方が早いですね。井手直行さんが書かれた「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります」は270ページの良質な会社案内であり、読み終わると、よなよなエールを買いに行きたくなる効果が(まちがいなく)あります。

「ぷしゅよなよなエールがお世話になります」を読みながら「よなよなエール」を飲む
とても変わった名前と素敵なデザインのビールを造っている株式会社ヤッホーブルーイング。いや、それより、よなよなエールといった方が早いですね。井手直行さんが書かれた「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります」は270ページの良質な会社案内であり...

大麦をモルトにする話を詳しく

モルトは大麦を発芽させたものです。発酵の技法という本には、モルトづくりの細かいテクニックが書かれていました。大麦の発芽には10日ほど時間をかけ、水に浸漬したり、水を切って空気に触れさせたりを繰り返します。実に細かい話が書かれていました。

大麦をモルトにする話を詳しく
モルトは大麦を発芽させたものです。発酵の技法という本には、モルトづくりの細かいテクニックが書かれていました。大麦の発芽には10日ほど時間をかけ、水に浸漬したり、水を切って空気に触れさせたりを繰り返します。実に細かい話が書かれていました。 い...

糖質ゼロビールを比較してみてどのように作るのか調べてみた

糖質ゼロビールはどんなものなのか?調べると発泡酒と新ジャンルしかありませんでした。アルコールのカロリーは1gあたり約7kcalで決まっています。麦芽のデンプンが糖化するときに、酵母がアルコールにするブドウ糖に100%変えることができれば、糖質ゼロにできます。ゆるやかな糖質制限が静かに流行っているので、糖質ゼロビールに需要がありそうです。

糖質ゼロビールを比較してみてどのように作るのか調べてみた
糖質ゼロビールはどんなものなのか?調べると発泡酒と新ジャンルしかありませんでした。アルコールのカロリーは1gあたり約7kcalで決まっています。麦芽のデンプンが糖化するときに、酵母がアルコールにするブドウ糖に100%変えることができれば、糖...

サッポロビールは開拓使麦酒醸造所から

サッポロビールの歴史は、明治9年、北海道につくられた開拓使麦酒醸造所から始まります。札幌農学校が開校した年です。江戸時代から明治時代に変わってわずか9年の話です。私はラベルに赤い星が入ったサッポロラガーが好きなのですが、このときから造られていたと初めて知りました。

サッポロビールは開拓使麦酒醸造所から
サッポロビールの歴史は、明治9年、北海道につくられた開拓使麦酒醸造所から始まります。札幌農学校が開校した年です。江戸時代から明治時代に変わってわずか9年の話です。私はラベルに赤い星が入ったサッポロラガーが好きなのですが、このときから造られて...

ビール職人、美味いビールを語る

最近主要メーカーもエールビールを出すようになりましたが、販売されているビールのほとんどは、下面発酵のラガービールです。ビールに使われる副原料は、口当たりをよくするために使われています。生ビールは非加熱ですが、ラガービールは加熱処理したビールのことではありません。

生ビールとラガービールの違い
生ビールは加熱していないがラガービールは加熱していると思っていましたが、それは間違いでした。生ビールは加熱処理をしていないビールですが、ラガービールは貯蔵工程で熟成させたビールであり、加熱非加熱の区別はありません。加熱しているビールがラガー...

日本のビール味の変遷

日本のビールは、最初はエールビールから始まり、すぐにドイツ風のラガービールに変わりました。日本人の口に合わせるため副原料に米が使われるようになりました。その後、トウモロコシや砂糖、ジャガイモなどデンプン類の使用が追加されました。これは戦争と関係があります。

日本のビール味の変遷
日本のビールは、最初はエールビールから始まり、すぐにドイツ風のラガービールに変わりました。日本人の口に合わせるため副原料に米が使われるようになりました。その後、トウモロコシや砂糖、ジャガイモなどデンプン類の使用が追加されました。これは戦争と...

ビールにコーンスターチなど副原料を使うのは何故かな?

私は飲むならビールと決めています。最近は、発泡酒や第三のビールも出ていますが、混ぜものが多いようなビールはあまり飲みたいと思いません。

しかし、ビールも麦芽だけでつくっているものとコーンスターチや米など副原料を使ったビールがあります。私が好きなサッポロビールもサッポロクラシック以外は副原料を使っていますね。

ビールにコーンスターチなど副原料を使うのは何故かな?
私は飲むならビールと決めています。最近は、発泡酒や第三のビールも出ていますが、混ぜものが多いようなビールはあまり飲みたいと思いません。 しかし、ビールも麦芽だけでつくっているものとコーンスターチや米など副原料を使ったビールがあります。私が好...

ビール醸造法の変遷について

紀元前3000年頃の古代バビロニアでは発芽した麦を乾燥して粉にしたものをパンに焼き上げ、このパンを砕いて水を加え、自然に発酵させるという方法だったようです。その後、ビール醸造は、王侯や寺院によって行われ、修道院醸造所が発達しました。この頃、ホップが一般的に使用されるようになったようです。15世紀後半から、ドイツのバイエルン地方で、低温で発酵させるビールが造られるようになりました。気温の低い時期に醸造するので失敗が少なく品質が安定し、この醸造法は広がっていきました。その後チェコのピルゼンでビール造りが行われたのですが、軟水だったのでドイツ式の仕込み方でとても味のよいビールができました。

ビール醸造法の変遷について
私はビールが好きです。 一番好きなのは、サッポロのラガービール。赤い星が入ったクラシックなデザインのビールで、古典的なスタイルの居酒屋に行かないと出て来ません。次がサッポロの黒ラベル。北海道限定のサッポロクラシックはとてもおいしいと思います...
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