ヨーグルティアを使い始めてかれこれ7、8年になります。一度も故障がなく、毎週、ヨーグルトと発芽玄米と納豆づくりに使っています。
使い始めてから、友人知人にもずいぶんすすめました。
世の中には、たまに買って損しないものがありますが、タニカのヨーグルティアは間違いなくその中の一つです。
この記事ではヨーグルティアの魅力をお伝えしましょう。
親切なつくりのヨーグルティア
YM-1200
私が買ったヨーグルティアYM-1200には、アマゾンで949件のレビューがついていました。しかも、こんなにたくさんレビューがついても、星5つと星4つで93%を占めています。
いかに買った人が満足しているのかわかります。こちらは以前からあるタイプですが、現行品です。メーカー希望小売価格は消費税は別で8,500円です。
スペックはこんな感じです。
- 設定温度は25℃~65℃で1℃単位で設定できる
- 最短設定時間は1時間
- タイマーは1~48時間
- 1200mlの内容器とスプーンが付属
- 甘酒、納豆などが載ったレシピ集
使い始めると、なんて親切な設計なんだろうと思います。例えばヨーグルトを作る時、牛乳は1リットル入りです。そして、ヨーグルトを種として加えなくてはいけません。
もし、内容器が1リットル程度しかなければ、牛乳を全部入れられないことになります。200mlの余裕は、加える種のためにあります。
また、内容器が2個あると、片方はヨーグルト用、もう片方は納豆用と使い分けることができます。
ヨーグルトだけ作る人は、ヨーグルトを内容器に入れたまま冷蔵庫に保存しても、なくなりかけた時に空いている方の内容器でヨーグルトを作れば、毎日切らさずにヨーグルトを食べることができます。
設定温度が細かく1℃単位で設定できるのはよいです。一般的にヨーグルトは40℃で保温しますが、このブログを始めて少し物知りになってくると、37℃で保温するようになりました。
すると、明らかに舌触りのよいヨーグルトができます。酸素不要で低温で発酵させるで詳しく書いておきました。
新機種ヨーグルティアS 1200ml YS-01が登場
YS-01という型番でヨーグルティアSが2016年7月から発売されました。
旧型YS-1200との違いは以下の通りです。もちろん、1200ml入る内容器が2個とスプーンはついてきます。今度は温泉卵ができるらしいです。
私はもっているYS-1200に不満が全くないので壊れるまで使いますが、初めてヨーグルティアを買うなら新型の方がよいですね。YS-1200の機能をすべて引き継いでさらに下記の機能がプラスされました。
新しい機能が追加
- 設定温度が25℃~70℃までに広がった。低温調理ができる。
- ヒーターの出力が大きくなり、設定温度までの到達時間が短くなった。
- 最短設定時間が30分になった。
- 発酵終了ブザー
- コードは底部分に巻き取り収納できるようになった。
ヨーグルティアS 1200ml YS-01
こちらは、 タニカ電器公式オンラインストアがアマゾンを通して直接販売しているので通常の価格です。 希望小売価格は10,000円(税別)です。消費税とも¥10,800円が通常の価格です。
発酵食品試作報告書がんばれ
タニカのサイトの中に発酵食品試作報告書というサイト(といってよいのかな)があります。
ここでは、ヨーグルティアを使って、ヨーグルト、甘酒、納豆、味噌、などなど、ヨーグルティアを買った人がやってみたいことを、先に実験してくれています。
ヨーグルトなら人気のR-1から、LG21を始め、カゴメラブレ、つい最近書いたばかりのl8020乳酸菌を使ったヨーグルトの培養実験の記事があります。およそ各メーカーの代表的なヨーグルトはだいたい出ています。
また、最近は豆乳ヨーグルトを好む人もいるので、メーカーのヨーグルトを種に豆乳で発酵させるとどうなるかという実験も載せられています。
納豆に関しても何通りも実験されています。
ヨーグルティアを買った発酵マニアのために、今後も頑張ってほしいと思っています。
ヨーグルティアを知ったきっかけ
もうずいぶん前のことなので記憶が曖昧です。吉永小百合さんが出て植物性乳酸菌ラブレのCMをよくやっていた時期があります。
ラブレとは、ラクトバチルス・ブレービスという菌種のことです。京都のすぐき漬けから採取した乳酸菌だそうで、それを使って発酵させたヤクルトみたいなドリンクが、植物性乳酸菌ラブレでした。
しばらく飲むと、なんとなくよさそうな気がするのですが、ヤクルトの容器を少し大きくしたくらいの大きさなので、正直、飲み足りない。もっと飲んだらどうなるんだろうと興味が湧きました。
ネットで検索してみると、山﨑はるかのメモというマニア度の高いサイトに、植物性乳酸菌ラブレの密造という記事があり、何度もサイトに訪問し、読みふけっていました。
この記事の中で山﨑はるかさんが絶賛していて、ヨーグルティアの存在を初めて知りました。
しかし、この時は、実際にヨーグルティアを買って自分でラブレを培養するところまでは行きませんでした。
ところが、その後何年かして、テレビの健康番組の影響で納豆が数ヶ月全く買えないことがありました。
私はたいてい毎日納豆を食べていますから、すごく困りました。
それで、これは仕方ない納豆を自作しようと思い、ネットで調べていると、かのヨーグルティアを使うと簡単にできるらしいことを知りました。もちろん、今度は躊躇なく注文しました。
大豆は、今はネットでまとめて買っていますが、当時はアメ横か、築地の場外にある豆屋さんまで買いに行ってました。
それから現在に至るまで、自作納豆とヨーグルトの生活が続いています。
がっちりマンデーでも紹介されていた
2015年4月26日、TBS朝の番組「がっちりマンデー」でタニカとヨーグルティアが紹介されていました。私は毎週この番組は楽しみに見ているので、バッチリ見ました。
タニカは、正式にはタニカ電器株式会社という会社で、岐阜県多治見市にあります。
タニカは、日本で初めてヨーグルトメーカーを作った会社で、ヨーグルトメーカーのシェアは、東芝やパナソニックといった大手を抑え、ナンバーワンなのだそうです。
その理由は、もちろん性能がよいからです。
一定温度に保つタニカの優れた技術
その性能のよさとは、25度から65度までの、中途半端な温度を保つ技術が優れているからです。
タニカでは、もともと創業者が、日本で初めてお酒のお燗の機械を作りました。居酒屋に行くとたまに見かけます。私は燗酒はめったに飲まないですが。
お燗の温度は微妙で、人によって好みの温度もあります。お燗の機械は、人肌とか沸騰しないくらいの中途半端な温度を調整しなければなりません。
その時にノウハウが蓄積され、ヨーグルティアでも、タニカ独自開発のマイコン(古いことばだ!)を使うと、温度の変化を1度単位で読み取って絶妙に調節してくれるのです。
実際に設定温度は、1度単位で設定できます。
タニカが初めてヨーグルトメーカーをつくったのは、1971年だったそうです。大阪万博の翌年、札幌オリンピックやあさま山荘事件の前年のことです。
私の記憶では、この頃のヨーグルトはびん入りでした。風邪を引いて寝込んだ時くらいしか食べた記憶がないです。
ちょっと早すぎますね。
ところが、2002年に「カスピ海ヨーグルトブーム」が来ました。私もうちの妻が増やしたカスピ海ヨーグルトを食べていました。
普通のヨーグルトは40℃くらいで保温するのですが、カスピ海ヨーグルトは30℃以下、28℃くらいで保温します。タニカは、この流れにのり「カスピ海メーカー」を発売して、大ヒットを飛ばしたのでした。
その後、私も買ったのがロングセラーにもなっている最新機種のヨーグルティアです。
ヨーグルトを作ってみた
ヨーグルトは仕込んで数時間でできます。初めてつくってみる方は、明治ブルガリアヨーグルトを種に使うとよいです。とても強い乳酸菌で、まず、失敗することはありません。
種を少しと牛乳が1リットル入れると、設定温度40℃で多分4時間もあれば固まります。
最近の私のお気に入りは、明治R-1を種にした豆乳ヨーグルトです。R-1を培養するには設定温度が納豆なみに高いのが特徴です。そして、できあがりは粘度がかなりあるのが特徴です。
R-1は風邪を引かないとか効果も期待できますが、おいしいことも特徴の一つです。R-1ヨーグルトっておいしいです。
R-1ヨーグルトの効果について知って自分で作ってみたという記事に書きました。
納豆も簡単にできる
私は1回に乾燥大豆を300g仕込むので、700gくらいの納豆ができます。スーパーで買うと高い、大粒納豆がたくさんできます。
先日、タニカヨーグルティアで納豆をつくるという記事を書きました。毎週納豆をつくっていますが、写真を撮るのが面倒で、なかなか記事にできなかったのです。
友人や後輩にもすすめて、何人かヨーグルティアを買いましたが、納豆は1回つくってやめた人が多いです。何でも部屋の中が納豆くさくなるのが嫌だとか、子供に納豆くさいといわれたとかいっていました。
たしかに、納豆を仕込んで、数時間後から納豆らしいにおいがし始めます。完成まで24時間かかるので、においはしていますが部屋の中に残ることはありません。
また、衣類ににおいがつくこともないです。女性は特にそれを気にしていました。
納豆は古くなるとアンモニア臭がし始めますが、24時間では、そんなにおいはしません。安心して作って下さい。
ヨーグルティアで発芽玄米もできる
私は玄米を食べているのですが、玄米は発芽させて食べるようにする必要があります。
大豆は豆腐より納豆やもやしで食べた方がよいのかな?という記事で、穀物の種としての性質について書きました。フィチン酸やアブシシン酸という体にあまりよくないものがあるのですよ。しかし、発芽させれば消えます。
玄米を発芽させるには、気温が高い季節は玄米を水に漬けて24時間もすれば発芽します。しかし、冬はなかなか発芽しません。
そんなときはヨーグルティアが役に立ちます。これがベストな作り方?ウマくてビックリ!の発芽玄米を家で作ってみたよ!を参考にさせていただいて、私も34℃20時間浸けてみました。水は一杯まで入れます。フタは中ブタも外ブタもしないで空気にふれるようにします。
4合入れましたがばっちりできました。見えるように水は捨てましたよ。これでは見えないですね。
撮った画をトリミングしました。胚芽がちょっとだけ膨らんでいるのが見えると思います。
このあと私は圧力鍋で炊きます。
安く買えるところを念入りに探して下さい
最近、ネット通販はあまりよろしくないところがあります。人気が出て品薄になると、希望小売価格を超えて、プレミアム価格をつけるお店があるのです。
私、アマゾンがずっと好きだったのですが、アマゾンに出店しているお店の値段には、今は特に気をつけなければなりません。うっかりすると、とても高い買い物をすることになります。
たいていの方は、ネットで買い物をするとき、楽天とアマゾンの価格を比較すると思います。
今は、ヨドバシも頑張っています。カカクコムで最初に値段の見当をつけて、いろいろな検索をしてみるのがよいと思います。
ヨーグルトについて他にも記事を書いています。ヨーグルトについて書いた記事をご覧下さい。