高知大学 農林海洋科学部で酒をつくる

高知大学では、農林海洋科学部の大学院、総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻で酒をつくることができます。醸造免許を持っている高知県工業技術センターで実際の酒づくりの研究をするようです。学部生の場合は、農芸化学科 微生物化学に進学するとお酒の研究ができるかもしれません。

高知市内

農林海洋科学部 大学院総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻で酒をつくる

高知大学では、農林海洋科学部 大学院総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻で酒をつくることができます。

高知大学・農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻:大学院:農林海洋科学専攻

大学の学部案内では酒づくりができるとは書かれていませんが、就活体験インタビューに、「夢だった日本酒の酵母開発に挑戦!」という記事がありました。

高知大学・農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻:就職活動Q&A:先輩たちの就活体験談

高知での2年間、私は念願の日本酒の酵母に関する研究にどっぷり浸かることができました。

午前中は研究室で英語の授業や打ち合わせを行い、その後は高知県工業技術センターに移動して企業との共同研究などに携わるという充実した日々の中、就職においてもやはり大好きな日本酒の研究ができる仕事に就きたい、学んだ専門知識や技術を活かしたいという思いが強くなっていきました。

どうやら、大学院に籍を置いて、高知県工業技術センターで実際の研究をおこなうようです。

もう一つ記事がありました。大学院インタビュー「おいしい日本酒、焼酎の開発で地域産業を活性化」という記事です。

高知大学・農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻:大学院:農林海洋科学専攻:平成27年度インタビュー2

実際に高知大学に来て学んだこの2年間は、本当に充実した時間となりました。

お酒の研究には醸造免許が必要で、僕は入学直後からその免許を持っている高知県工業技術センターと大学を往復しながら研究活動に取り組みました。

朝は大学の研究室でミーティングや英語のセミナーを受け、午後は高知県工業技術センターで実験という日々。多忙でしたが、いろいろな研究者や企業の方と密に関わらせていただきながら、お酒に関する様々な研究に触れることができたことは大きな収穫でした。

醸造免許は高知大学は持っておらず、高知県工業技術センターが持っているので、そちらに通うということです。

高知県工業技術センター

高知県工業技術センターのサイトを見ると、醸造に関しては食品開発課が関係しているようです。

食品開発課 | 高知県庁ホームページ

農林海洋科学部で酒づくりは学べないのかな?

大学院で酒づくりができるなら、学部でもできないだろうか?そう思って調べました。

果たして学部生が卒論でお酒の研究ができるのかどうか?はっきりとわからないですが、農林海洋科学部 農芸化学科 微生物化学に永田 信治(ながた しんじ)教授がいらっしゃいます。

高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻:教員情報:教員情報(研究者情報)

卒論テーマとして与えられる課題としてこのようにかかれていました。ひょっとすると酒づくりが研究できるかもしれませんね。

(1)清酒醸造に適した酵母の育種と利用、
(2)地場産品の発酵醸造のための新たな試み、
(3)野生酵母の探索と発酵食品への利用、
(4)廃棄物由来の乳酸菌を利用した環境保全と健康、
(5)機能性βグルカン生産菌の探索と応用、
(6)機能性βグルカン分解酵素の探索と定量法の開発、
(7)産業利用に適した微生物の探索と酵素解析

先生の自己紹介のスライドを見ると、高知吟醸酵母の研究もしている方です。興味がある方は、メールで聞いてみるとよいと思います。

NOTE

若い頃、1980年代のことですが、高知に旅行に行った時、地元のテレビで土佐鶴と司牡丹のCMが流れていました。

確か、司牡丹のCMに竹下景子さんが出ていて、地元酒のCMにずいぶんお金をかけているんだなと思ったものでした。

高知の人は酒が強いといわれます。実際、友人の奥さんが高知の人なのですが、親譲りの酒豪で、ビールが水代わりだといってました。

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