味噌は生で食べられますよ

ネットで記事を読んでいると、味噌が生で食べられるかどうかわからない人がいることがわかりました。味噌は生で食べられます。おにぎりに塗ったり、野菜につけて食べます。とはいうものの、私も味噌をつけたらおいしい野菜をあまり知らないことに気がつき、野菜につけて食べてみました。

味噌は生で食べられますよ

味噌についてネットで調べものをしていたら、味噌が生で食べられるのかどうかを記事にしている人がいて。味噌汁を毎日飲む人が減っているといつだったか聞いたことがありましたが、そうか、味噌が生で食べられないかもしれないと思う人が増えたんだなと思いました。

ところが、そういう方に「味噌は生で食べられますよ」と説明することを考えると、私も生味噌をつけて食べるものをあまり知らないのです。

おにぎりにつける

多分、味噌をそのままつけて食べたものの一番最初は、子供の頃、祖母が握ってくれたおにぎりだったと思います。おにぎりは塩と黒ごまをふって海苔を巻いて食べるのがおいしいですが、味噌をつけたおにぎりは、正直、見た目があまりきれいとはいえなかったです。

でも、食べてみるとおいしかったのは、私が味噌汁がとても好きな子供だったからだと思います。味噌をつけたおにぎりを焼いたらもっと香ばしくておいしくなるのを知ったのは大人になってからです。

焼きおにぎり

生野菜につける

私は子供の頃からなぜか生野菜が好きでした。キャベツの千切り、レタス、ピーマン、セロリ、パセリ、たまねぎ、ニンジン、キュウリなどなど、子供特有の嫌いな野菜が並びますが、私には嫌いなものはありません。マヨネーズもドレッシングも子供の頃から「おいしい」と思って好きでした。ただ、生野菜に味噌をつけて食べたことはなかったです。

味噌をつけて食べるとおいしいことを知ったのは居酒屋に行くようになった20歳過ぎからです。きゅうりに味噌をつけたもろきゅうが最初だと思います。こんな食べ方があるんだと思いました。

とはいうものの、その後、意外と幅が広がらず、エシャレットに味噌をつけたり、1個の1/8くらいに切ったキャベツに小皿で味噌がついてきたのを食べたりした程度でした。

そんな私が野菜に味噌をつけるとおいしいんだよ!というには説得力が欠けます。それで、復習を兼ねていろいろつけてみました。

野菜スティック

きゅうりにつける

これは居酒屋の定番、「もろきゅう」なのでおいしいに決まっています。きゅうりは水分が多いからなのか、味噌をつけてかじると、水が出てきて味噌の塩気が薄まりちょうどよくなります。

大根につける

大根をスティック状に切って味噌をつけてみましたが、あまり合わないような気がします。大根の味噌汁はおいしいので、大根の苦味と合うかなと思っていましたが、そうでもない。買って来たのは重くて水分量多めの大根でしたが、なにか、合わない。

私は大根おろしも好きです。特に大根の先の方は辛みが強く、そこに醤油を少し垂らすと化学変化が起きるのか、さらに辛みが増します。大根おろしに生味噌を混ぜるとどうなのかやってみる価値があります。

ニンジンにつける

ニンジンは合いますね。おいしかったです。微妙な甘味と味噌が合いました。ニンジンは香りも強いので、それも合うのだと思います。余談ですが、子供の頃、畑のニンジンの葉っぱには、よくアゲハチョウの幼虫がついていて、刺激すると異臭がする角を出していましたが、あのにおいは食べ物由来だったんでしょうね。たしか、山椒の葉っぱにもついていました。

長ネギにつける

いままで味噌をつけて食べたことがないですが、食べる前から合うだろうとわかります。エシャレットに味噌をつけて食べるのがおいしいからです。生のらっきょうも同じくおいしいだろうと思います。辛みと独特の香りがあるのが味噌と合うのです。もちろん、長ネギはおいしいですよ。長ネギの白い部分を適当な長さに切って、味噌をつければちょっとしたつまみになります。

キャベツにつける

キャベツのザク切りに味噌がついてくるのは居酒屋です。早速やってみると、キャベツに対して味噌の味が強い。味噌を少しだけつけるとちょうどよいですが、加減がむずかしいかもしれません。そのせいか、居酒屋でつけてくれる味噌は、他の材料を混ぜておいしくしているのです。

キャベツ

ちなみに、マルコメ味噌ではこんな商品があるんですね。買おうと思った方は、まず、近所のお店で聞いてみよう。

納豆に混ぜる

やってみる前においしいだろうなとわかる例です。納豆をよくかき混ぜ、ネギと醤油をたらして白いご飯にかけて食べるのが好きです。その醤油の代わりに味噌を使います。おいしいだろうな。いや、おいしいに決まっています。

上でネギと生味噌が合うことを書いた通り、ネギとの相性もバッチリです。醤油は少し辛みが立っていますが、味噌にかえることでマイルドになり、うまみがさらに加わり、味に厚みが加わります。

納豆に味噌

NOTE

人の思い込みとは強いもので、しかもそれが何年も続きます。

私の場合は、「白菜は生で食べられない」「ニラは生で食べられない」でした。なぜそんなふうに思い込んでいたのかもよく覚えていません。

それがとけたのは、ここ2、3年のことです。

味噌も味噌汁のようにお湯で溶かさなければいけないもので、生で食べられないと思い込んでいると何年も経ってしまうでしょう。しかし、今はネットがあるのでふとした疑問はすぐに解決できます。よい時代だなと思います。

生の味噌は塩分が強いですが味噌を比較できるようになるほど慣れると、おいしさや香りの違いがわかってきます。日本酒を飲み始めて、違いがわかるようになるのと変わりません。熱を通すとどうしても香りが飛んでしまうので、生で比較できると一番よいと思います。

味噌
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